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ママのはたらくを考えよう!働き方と満足度インタビュー【後編】

2015/09/03

最近よく聞くママ開業って本当にハッピー!?私に合っているのかな?
今回は、色んな方々の「はたらく」のリアルとハッピーの形をご紹介。(後編)
あなたの家庭事情、価値観に照らして参考になる方がいるかもしれません☆
 
 
1.Yukiさん /フリーWEBデザイナー
yukky
 
自分の条件や優先順位を明確に
 
◆略歴
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元々絵を描くことが好きで高校卒業後、漫画家の養成所へ1年通学。結局、漫画家になることは厳しいことを知り、何となく歯科助手へ。
3年勤めた後、趣味で行っていたサイト制作にはまり、システム会社へ転職。
その後、デザイン事務所、某電機メーカー、テレビ局と様々な業界のWEBサイトに携わり出産を機に休業。
産後は、子どもが保育園へ入所決定が決まってから在宅でWEBの仕事を再開。
数年後、子どもも大きくなってきたこともあり、ある卸売の会社でECショップ担当として勤務。
約1年半勤めて子持ちで勤務することが難しく退職。
現在は、制作会社と飲食店のアルバイトを掛け持ち空いている時間でフリーランスとしてWEB系の講座を開いたり、サイト制作を行う。
 
 
◆出産してから働く上で悩んだことは何ですか?
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勤務時間帯です。
WEB業界は残業が当たり前の業界のため、子どもの保育園のお迎えに間に合う時間帯で退勤させてくれるところが中々なかったので困りました。
 
 
◆それに対してどういう行動や解決策をとりましたか?
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上司は残業が中々できないことを了承していましたが、
他の方は独身が多かったので理解してもらえず結局は辞めてしまいました。
 
 
◆今はどんな働き方・ライフスタイルですか?
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現在は、制作会社のアルバイトと飲食店のアルバイトを掛け持ち月の最低限の収入を賄えるようにし、空き時間で個人の仕事を行うようにしています。
 
前職は正社員だったので年収300万くらい。現在はその半分以下です。
ただ、収入が減った分プライベートの時間が多くなったので子どもと過ごす時間が増えました。
 
 
◆今の生活やライフスタイルの満足度は100点中何点でしょうか?
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満足度は70点
 
 
◆その理由
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目標は完全在宅業なので副業が多い現在は、
フリーでの仕事がある程度軌道に乗るまでは100点にはならないかなぁと思います。
 
 
◆目指している働き方やライフスタイル、ぶっちゃけの月収があれば教えてください。
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完全在宅業を目指しています。
来年子どもが小学生になるので午前授業などもあると思うと在宅で仕事がしたいです。
収入は出来れば月額20万以上は欲しいところですが、収入のせいで子どもや夫に負担をかけたくないかな。
 
 
◆働き方を模索する出産した女性に伝えたいメッセージがあれば教えてください。
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小さい子がいるとなかなか雇ってもらえなかった経験があり(面接で、子持ちだと分かると雰囲気が変わるので)子どもがいることは話さずに面接を受けたこともありますが、結局働き始めてからお互い嫌な気持ちになるので、面接の時点で子どもがいることはちゃんと伝えるべきだと思います。
 
そして、一番大切だなと思ったことは子持ちの女性が多い会社であるかどうか。
結局、会社は理解してくれていても同僚にある程度理解してもらえないと働きづらくなる可能性が高いので。
 
仕事が決まるまでは焦りもありましたが、自分の望む最低限の条件を満たせる働き方にこだわって働くことが一番だと出産して6年経った今もっとも感じています。
 
 
 
2.阿部麗香さん /Creative Living-LAB
阿部麗香
 
 
自分が何を求められどうマネタイズできるのかが大事
 
 
◆略歴
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野村證券にて法人営業、企画営業を行う。結婚と同時に退社し、転勤先で電力会社、銀行にて派遣で働く。出産を機にアメリカで専業主婦に。アメリカでテーブルコーディネートに出会い資格取得し、帰国。自宅で教室を開催するなどのプチ起業後、女性事業会社にて正社員として働く。2015年3月から個人事業主となる。
 
 
◆出産してから働く上で悩んだことは何ですか?
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離職して子育てだけの生活になり、社会情勢などに疎くなり、社会から取り残されてしまったような気持ちで焦っていました。また、刻一刻と変化するビジネスの世界において、自分のスキルやビジネスマナーがもう古いものになってしまっているのではないかと不安になっていました。
 
 
◆それに対してどういう行動や解決策をとりましたか?
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資格をとり、家で子育てと家事と仕事を両立できるプチ起業をしましたが、期待したような収益、事業化ができず、それができない理由が自分のビジネスマナーが古いものだからなのかもしれないと思うようになりました。その解決策として、まず企業に属し、ブランクを取り戻すために、今の社会のニーズやビジネスマナーを取得しようと考えました。また、大企業しか勤務経験のない私は、専門性を掘り下げ動くことは得意だったのですが、経営の勉強は全くしていなかったので、中小企業に勤務することにより経営の流れを把握し、事業化しマネタイズする方法を勉強しました。
 
 
◆今はどんな働き方・ライフスタイルですか?
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前職で学んだニーズを事業化する経験をもとに、現在はママだけでなく女性全般の抱える悩みを解決していくために個人事業主として活動しています。
 
 
◆今の生活やライフスタイルの満足度は100点中何点でしょうか?
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60点
 
 
◆その理由
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企業に属している時は、社会のニーズに対応している自信がありましたが、
現在は、一人なので、日々変わる社会情勢の流れについていくために学ぶべきことが沢山あり焦燥感でいっぱいです。
また、自分自身でモチベーションの維持を保たなくてはいけないので、同じ志を持っている仲間との時間はとても大切です。
組織にいる時はそれが当たり前にありましたが、今は自分で探していき、コンタクトを取っていかなければならない。組織に属するということは、いくつも役割がある忙しいママにとって、働く環境が整っているということは、やはりありがたいですね。
メリットとして、深くクライアントのニーズに寄り添えること(笑)。
私も10歳の子供の子育て中であり、子供の理由で時間を自分で調整することはありますが、自分の時間がコントロールできるからという理由で、個人事業主やプチ起業をするのはちょっと違うのかもしれないと思っています。
 
 
◆目指している働き方やライフスタイル、ぶっちゃけの月収があれば教えてください。
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雇用とか起業とかに形にあまりこだわっておらず、社会のニーズ、家族の形がどこにあるかを的確に判断し、自分がどこで求められているのか、その時その時で形を柔軟に変えていければと思っています。
 
 
◆働き方を模索する出産した女性に伝えたいメッセージがあれば教えてください。
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まず、自分に何が求められていて、何ができるのかを考えることだと思います。
その方法が見つからない、また子育てなどでそこに専念できないのであれば、雇用という働き方で、徹底的に経験やスキルを積んだらいいのではないでしょうか。
相手が欲しいものを提供できることではじめて、マネタイズできます。
そういった経験を雇用という形であったり、ビジネスの現場で学んでいくことにより、自分のものになっていくのかと思います。
まずは、自分自身がやりたいことを主張するのではなく、自分に何が求められているのかを考え、それができる環境がどこなのか。何が自分に必要なのか。
10年後に働き方が変わると言われている現在、女性の働き方が変わることで、次に男性の働き方を変えることができると思っています。まずは女性がかわり社会のニーズを探りマネタイズできる力を培っていきたいものです。
 
 
 
3.岩下牧子さん /望診法指導士、体に溜めない食べ方研究家
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「無理ではないかも?」からスタートし、可能性を探ってみて
 
◆略歴
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同志社大学法学部政治学科を卒業後、花王株式会社 宣伝部にあたる部署にて雑誌広告を担当。半年後には雑誌担当を1名で任される傍ら、グロービスビジネススクールにて、マーケティングなどを学ぶ。夫の転勤によりイギリスへ。午前中は英語学校、午後は日系人材会社にて勤務。その後再び、夫の転勤にてシンガポールへ。大手日系旅行会社にて、販売促進、広告宣伝などの業務を担当する。シンガポールで出産後も、子育てのしやすさ、職場環境のよさから、仕事と家庭とのバランスを取りながら、パートとして業務を続ける。帰国後は、日本の待機児童問題により、すぐに保育園に入れず、ようやく見つかったすぐ後に第二子妊娠が分かる。第二子出産後は企業で働くことを辞め、それまで興味のあった食の道を歩むべく、学びをスタートさせる。その後、学んできたことで、フリーで働けないかと模索していたときに、学び先の企業にて、パート職にて勤務することに。現在は、家事育児、学びと、仕事と三足のわらじ生活を送っている。
 
◆出産してから働く上で悩んだことは何ですか?
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両実家は遠く、夫は激務。2人の子供が小さい中で自分が家事育児を全面的に担うこと、家族との時間を大切に考えた上で、企業勤務を続けようとすると、勤務形態は契約社員やパート職が希望でした。働き方に拘りはなく、そのような働き方でもかまわないと思い転職活動を行っていましたが、実際にリアルな毎日の生活シミュレーションをすると、パートの時短であったとしても、家族との時間は思うように取れなかったり、睡眠時間など自分の身を削ることとなる事を感じました。その上で、そこまでして企業で勤務すること、この職種に拘りたいのか、と深く考えた際に、異なると感じました。自分が本当にやりたいこと、たとえ睡眠時間を削ってでも、続けたいと思えることは何か、を考えたときに、これまで興味はあったけれど選んでこなかった食の道が見えてきました。180度の方向転換、そしてゼロの学びからのスタートはとても不安でした。
 
◆それに対してどういう行動や解決策をとりましたか?
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友人などに相談にのってもらううちに、やはり自分は食の道に行きたいんだ、好きなんだということが確固たるものになってきました。また、同じくらいのタイミングで、師事したいと思える先生に出会い、夫や両親からの全面的な応援もあり、最後は迷いなくその道を選択しました。学び始めると楽しくて、時間を忘れてしまうほどです。また私が学びだしたことで家族の健康、家族との関係性など、家庭にいい影響がたくさんありました。解決策ではないですが、やりたいこと、思っていることを口に出したり、FBで書いたりしていると、ご縁が繋がり、学んでいる学校(企業)の師事の元でパート職としてこの4月より勤務を開始できることとなりました。
 
 
◆今はどんな働き方・ライフスタイルですか?
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週に1度のパート業務。子供が2人いることも理解頂いた上でのパート業務のため、かなりフレキシブルな働き方で、出社できないときは、在宅ワークに切り替えて仕事を進めています。子供は幼稚園(1人は週2のプレ幼稚園)のため、夏休み期間は出社せず、在宅ワーク。必要があれば、メールや電話、スカイプでミーティングを行っています。
 
◆今の生活やライフスタイルの満足度は100点中何点でしょうか?
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120点です。
 
◆その理由
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大切にしたい家事育児の時間や学びの時間が奪われることなく、満足しながら働いています。また、業務内容はこれまで、行ってきた企画や営業業務です。これまでの業務経験も活かしつつ、新しい学びの延長で仕事ができる喜びを感じています。週に1度だと、自分がやりたいことが全て終わらないため、自宅に持ち帰っての業務ももちろんあります。子供が寝た後に行うため、時々徹夜に近いこともありますが、自分がやりたいとエネルギーを注げることなので、思ってるほどは疲れません。
 
デメリットは、会社の代表でもある先生や他のスタッフと十分なコミュニケーションがとれないことがある点です。こちらの不安は抱えず、開示すること、電話やメールのやり取りを密にすることで信頼関係を築き、問題はすぐに解消するようにしています。
 
◆目指している働き方やライフスタイル、ぶっちゃけの月収があれば教えてください。
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現在は、このままの働き方に満足していますが、下の子が幼稚園に上がれば、もう少し仕事に時間をさきたいですし、まだまだ学びたいこともある。正直、時間が足りません。ただあと5年以内には、ある程度の学びを追え、その後は仕事に軸足を置いて、自分の目指したい食の世界観を広げて生きたいと考えています。子供の成長や、ライフスタイルによって、家族と一緒にいる時間、自分に使える時間はその都度、異なってきます。子供との時間を大切にしながら、自分のやりたいこと、出来ることを最大限広げていく、欲張りですが、そんな働き方を続けていきたいと思っています。
個人としての月収や年収は特に具体的な数値目標はありませんが、食で日本や世界を動かせるだけの収益を生み出していけるような活動はしていきたいです。
 
◆働き方を模索する出産した女性に伝えたいメッセージが あれば教えてください。
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どんな働き方も、自ら叶うと信じて行動を起こし続ければ、必要なタイミングでそれは叶うのではないかと信じています。 かつて、私は、自分が望むような働き方は難しいのではないか、何かを選ぶと他のものを犠牲にしたり、我慢しなければならないのではないか、方向転換をすると今までのものが無駄になってしまう・・・と思っていましたが、それは単に自分で自分の可能性に蓋をしていたに過ぎませんでした。その蓋を外す事ができたのは、ご縁があってめぐり合えた友人達のおかげです。「無理だ」と思っていることを、「可能だ」と思うのは難しいかもしれません。でも、「無理ではないかも?」からスタートし、可能性を探っていくことはできるかもしれません。現在、世の中の流れのスピードも速く、日々変化しています。今は難しくても、数ヶ月先、1年後には可能になっているかもしれない。自分の想い、可能性に蓋をせず、自分らしく働ける女性(男性も)が1人でも多い社会となることを祈っています。
 
 
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